盲導犬とは
GUIDEDOG

盲導犬とは、ハーネスと呼ばれる白い胴輪をつけ、視覚障がい者が外出する際に安全に目的地へ誘導するために特別に訓練された犬です。身体障害者補助犬法により、公共の施設や交通機関、飲食店、デパート、ホテルなどの民間施設などにも入ることが認められています。

盲導犬の仕事
WORK

皆さんは盲導犬にどんなイメージを持っていますか?
目の不自由な人を誘導し、好きな所へどこへでも連れて行ってくれる。信号を見分けて赤の時は教えてくれる。そんなイメージを持っているのではないでしょうか。 盲導犬はユーザーの指示のもと、次の5つの仕事を行っています。

1.道をまっすぐあるく

視覚を使わず一人でまっすぐ歩くのはとても難しいことです。わき道に曲がっていったりしないように、歩道の通りまっすぐ歩きます。歩道がない場合は、建物に沿ってまっすぐ歩きます。

2.交差点で止まる

盲導犬のもっとも重要な仕事です。信号機や横断歩道の有無にかかわらず、「道が交わっているところ」を止まって知らせます。交差点で確実に止まることにより、現在地の確認が出来たり、道路に飛び出さないなどの安全を確保することができます。

3.障害物をよける

障害物といっても、電柱などいつもそこにあるものだけではなく、歩行者や自転車に乗った通行人なども視覚障がい者にとっては障害物の一つとなります。また、車のドアミラーやお店の看板など、高さのある物も障害物として認識し、ぶつからないように誘導します。

4.指示された物を探す

「階段」「ドア」「イス」など、近くにある目的物を探してユーザーが触れる位置まで誘導する仕事です。

5.危険な場合は指示に従わない(不服従の服従)

ユーザーの指示に従う訓練をしていますが、犬が危険だと判断した場合は、指示に従わないように訓練しています。例えば、盲導犬は信号の色がわかりませんが、横断時には安全を最優先する訓練を受けています。

いかがでしょうか。盲導犬が道を覚えて連れて行ってくれるのではなく、ユーザーが頭の中にある地図をもとに盲導犬に指示を出し、盲導犬が5つの仕事を確実に行う。盲導犬との歩行は、ユーザーとの共同作業なのです。

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